ジキハイ台本:第2幕 No.2
◯ 2 : In Jekyll’s Laboratory
(ジキルの実験室。一人でうろうろしているエマが、ジキルの日記を発見する。)
エマ
10月6日、夜10時45分。私たちは、ここにいる。
私たちは、ここに一人でいる。ゾッとする。餌を追うどの獣よりも浅ましい…?
ジキル
何をしているんだ?
エマ
ヘンリー!
ジキル
誰があなたをここへ?
エマ
プールがオフィスに案内してくれました。
ジキル
プールが?
エマ
ええ、研究室が開いていました。あなたの消息をどうしても知りたくて。
ジキル
私の日記にその知らせがあったのか?
エマ
ヘンリー!
ヘンリー、私を見て -
あなたがこんなに変わったことを信じることができません。楽しい会話すら分け会えないなんて!
あなたの研究がすごいのは知っています、苦痛だということも。
あなたがどのようにしてきたか、そして私たちがどのようにしてきたのかも…
でも、あなたは、前へ進むべきです、とても強く決心しなければならないのです。
ジキル
すでに遅いよ、エマ。これは中毒にも思える。
しかし、真実は… 世の中よ! 真実は他の場所にあった!私自身も説明することができない。
あなたにはもっと…
エマ
ヘンリー、私たちの旅が楽しいもの、たやすいものだという約束はしていないでしょう。
〔ナンバー〕Once upon a dream
エマ
初めてこのすべてが始まった時は
報われると思った・・・
夢があった時代
私たちは愛に満ちていた
そして私たちは完璧な場所を見つけた
夢があった時代に。
かつてそんなひとときがあった
いまだかつてなかったような時-
希望はまだ開かれていた
夢があった時代...
そして、私は恐れなかった
その夢は、あまりにも楽しい
しかし、私は今、それらが消えていくのを見ている
そして、ここに一人で残っている!
夢があった時代
あなたは私に贈られた天国だった。
それは予定されていたのでしょうか?
それはただの夢だったのでしょうか?
私たちは、また再び始める事が出来るのでしょうか - !
夢があった時代...
ジキル
エマ、私を捨てないでください。
神の名前をかけて、あなたが必要だ、愛しています。
エマ
知っています。待っています、いつまでも -
あなたのために祈っています。
(エマがゆっくりと戻っていくと、彼女の歌声がかすかに響く)
私を必要とするとき、私が必要なら...
(あなたは)私がどこにいるか知っている-
ジキル
10月7日、午前1時30分。実験が制御不能である。
その獣が私を誘惑する。私だけでなく、まだ救われていない他の人まで。
変身が繰り返されている。自然に....
- ジョン?!ジョン、頼むから放っておいてくれ。私は仕事をしなければならない。
アタスン
まず私に説明してくれ。この手紙は、一体どういう意味だ? エドワード・ハイドとは誰なんだ?
なぜ君が持つすべてのものを彼に渡そうとするのか?
ジキル
その手紙を開けて見るときは、ただ -
アタスン
君が病に倒れるか、いなくなってしまった時だ!
君は既に去った、ヘンリー。そして苦しんでいる。
ヘンリー、私が君の弁護士ならば、友人ならば、すべてを教えてくれ。
ジキル
もう言った。
アタスン
教えてくれ。
ジキル
すべて言った。
アタスン
ヘンリー!
ジキル
全部言ったんだ、私が知っていることはすべて!
アタスン
エドワード・ハイドとは何者だ?
ジキル
仲間だよ。私が研究をすべて終えなければ、その友人が引き継ぐ。
そして、もっと大きなお願いがある。ビセトに頼んだ薬が君のオフィスに届くだろう。
それを私に持ってきてほしい。これ以上はもうだめだ・・・ 次の段階を完成する前には出ていく事が出来ない!
アタスン
分かった -
ヘンリー、私はいつも君を信じてきた。君自身よりも、ずっと。 (行く。)
ジキル
その通りだ、私の長年の友人よ。私の人生の方向は決まっていない。
事実 - 私たちのすべてがそうなのだ。
彼は卑劣な世の中に復讐心を持って現れ、鏡に漂う靄のように、私の中で消える。
完璧な隠れ家を見つけたわけだ。彼は残酷の化身であり、...
私がなくしたかったすべてのものだ。しかし、..生に対する彼の愛は、驚くべきだ -
〔ナンバー〕Obsession
ジキル
私の中にある怒りの善は一体何か?
私の不安が隠しておいた真実とは何か?
どんな悪魔がエドワード・ハイドを作ったのか?
彼が示した私の暗黒面は何であるか
私を突き破り、破壊する、この見知らぬ妄想は何か?
奇妙な何かが、混乱した表現が
私の心の中に何があるのか?今見えるこの姿が私なのか -
それとも私が知らない他の誰かなのか?
私を近くに引き寄せている怪物がいるのか?
私の目の前に現れるのか?
私が恐れているそれは..?