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오페라의 유령 歌詞対訳・The Point of No Return

 

오페라의 유령 “The Point of No Return”を訳しました

 

The Point of No Return、略して포노리

조유령のこの演技を観た者は、いまだかつてない衝撃に打たれ、みな、オユに通い続ける亡霊に化すという…


この場面、マントとフードに覆われた조유령の姿を、この目で全部見たくてたまりません。一目でも見られたら、どんなにいいか。そう渇望させられるぐらい、黒衣の下でグネグネと動く조유령の演技が、本当に、すごい。ファンなのに、若干ウッとなるほどの、あの、葛藤、苦悶、そして恍惚。目の前には黒衣しか見えていないのに伝わってくる。まさに、感情のスペクタクル。

 

そんな、“The Point of No Return” 。

仮面舞踏会に乱入してきたファントムが、誰も頼んでないのに書き下ろしてきた新しいオペラ。

ファントムが 난 쓴 세 오페라(ヒアリング適当)と言った瞬間、一同の、「要らねェーーーーー」という心の叫びが聞こえるようです(ファントム、そういうとこだぞ)。

 

第一幕、ウエディングドレスを見て気絶したクリスティーンを(ファントムさんよ…)、湖の地下の隠れ家で介抱していたとき、熱心に書いていたのもこの作品の譜面なのか、どうなのか。

主役にクリスティーンを指定していることからも、彼女のために作られたのであろうオペラ「ドンファンの勝利」、そしてこの曲。

 

“The Point of No Return” を訳してみて…歌詞が、思った以上に大人向けで、驚きました。

この詞をどんな思いで書いていたのか、ファントムよ。

これをクリスティーンへの当て書きで作詞作曲して、編曲して、おそらくは演出もつけて、あまつさえ、クリスティーン本人と共に、その相手役として、舞台の上で共演もしてしまうファントム。

これは……劇中の、あの苦悶と葛藤の有り様にもなるわな、と思いました。


ファントムよ…、とツッコミを入れたくもなるものの、どこかで、すごく、納得させられる。

こうしたかったんだね、こうするしかなかったんだね、という。クリスティーンと、「同じ」世界の中で、生きて、呼吸がしてみたかったんだね、そのためにはこの方法しかなかったんだね、ファントム… という。


この場面、オユという、あらすじはシンプルでも観る人の数だけ感想が生まれてくるようなこの作品の中でも、とくに面白く、劇中劇の魅力も存分に感じられる場面だと思います。


ファントムが絶対的に得意とする音楽の領域の中で、精神と想像の世界の中で思い描いていた「クリスティーン」。その像が、舞台の上で、現実の彼女が演じることによって、受肉する瞬間。

その彼女に出会いたいと願い、しかし、現実の、本当の「彼女」に、舞台の上で、ついに追いつかれるファントム。ファントムの夥しい震えと苦悶からは、その衝撃を感じさせられる。


조유령のこの場面ではいつも、ああ、ファントムが「喰われる」と思う。そのぐらいに、あれほど雄大で威厳溢れていたファントムという存在が崩れ、怯え、崩壊していく瞬間。いままさに、新たに生まれ直したかのように。

フードを取り去られ、舞台の上で二重のマスクさえ剥がされてしまうファントムの叫びは、その悲痛な産声のようだ。


すごくつらいけれど、何度でも観たい。私にとって、そんな名場面です。

 

 

14. The Point of No Return(歌詞と対訳)

(※歌詞は2009 Korean cast OSTから。2023公演では歌詞が変わっている場合があります)


PHANTOM:

난 이곳에 숨은 욕망에 이끌려,

가슴 깊은 곳 감춰은 은밀한 외침. 외침.

난 널 여기, 타는 열정을 위하여,

내게 열려진 그댈 받으리니.

이제 내 품에,그대를 받으리니,

내 곁에 있을 너, 후회 않을 너의 선택, 이 선택.


돌아 킬 순 없으리, 이제 더 이상 날 떠나갈 순 없게 할리라.

돌아 갈 수 없으리, 이젠 누구도 그 꿈을 깎지 않게 하리라.

내 영혼 태워 줄 불꽃. 내 열정 채워 줄 숨결.

내 삶, 날 매혹시켜 줄 너.

돌이킬 순 없으리,

마지막 선택. 내 운명 이젠 결정 될 순간.

나 후회하지 않으리.


私はここで 秘めた欲望へ導かれ 

胸の奥に深く秘めた叫び、叫び

私はあなたをここで 燃える熱情のために 

私へと開かれたあなたを受け入れるから

今私の胸で あなたを受け入れるから

私のそばにいるあなた 後悔のないあなたの選択 この選択


後戻りするわけにはいかない 今はもうこれ以上 私を去らせることはできない

もう戻れない 今は誰もこの夢をくじくことはできない

私の魂を燃やす火花 私の熱情を満たす呼吸

私の生 私を魅惑するあなた

取り返しがつかないはずはない

最後の選択 私の運命 いま決定される瞬間

私に後悔はない

 

CHRISTINE:

그대 나를 저항 못 할 그 힘으로,

어둠 깊은 곳 사라지는 나의 외침, 외침.

난 이 곳에 낮선 상상에 이끌려 서로 탐하는 숨결.

뒤엉켜진 육체의 환영.

내 곁에, 내 품에, 내 안에 있을 그대.

후희는 않을 이 선택, 이 선택.


돌아 킬 순 없으리. 이제 시작 된, 우리 하나 될 열정의 시간.

돌아 갈 순 없으리. 마지막 순간. 내 타는 욕망 바칠 이 순간.

내 심장 뛰게 할 손길, 내 몸을 깨워 줄 향기, 내 마음 다 바칠 그대여.

 


あなたが私を 抗えないその力で

暗く深い場所で 消えていく私の叫び、叫び

私はこの場所で 見知らぬ空想に導かれ 互いにむさぼる呼吸

もつれていく肉体の幻

私のそばに 私の胸に 私の中にいるあなた

後悔のないこの選択 この選択

 

後戻りするわけにはいかない いま始まった 私たちが一つになる熱情の時間

もう戻れない 最後の瞬間 私の燃える欲望をささげる瞬間

私の心臓を駆けさせる手 私の体を目覚めさせる香り 私の心をすべて捧げるあなたよ

 

BOTH:

돌이 킬 수 없으리, 마지막 순간.

더 이상 기억 하지 않으리.

되돌아 갈 순 없으리.


取り返しがつかないはずはない 最後の瞬間 

これ以上記憶することはない

後戻りするわけにはいかない

 

 

 

PHANTOM:

사랑한다 내게 말해줘요. 나를 홀로 두진 말아요.

원한다고 내게 말해줘요.

언제나 어디든 영원히 크리스틴.

바램은 그것..


愛していると私に言ってください 私を一人にしておかないでください

求めていると私に言ってください

いつでも どこであろうとも 永遠に クリスティーン

望みはそのことだけ

 

 

*****

The Point of No Return の単語集


숨다 隠れる、潜む

욕망 欲望

이끌리다 引かれる、導かれる

가슴 胸

깊다 深い

감추다 隠す

은밀라다 隠密だ

외침 叫び


타다 燃える

열정 熱情

〜위하다 〜のために

열려지다 開かれる

〜(으)리니 〜だろうから(理由)

품 ふところ、胸

〜곁에 〜のそばに

후회 後悔

선택 選択


〜ㄹ 순 없다 〜するわけにはいかない

〜(으)리  〜であろうか(反語)/〜だろう、しよう(意図)

돌아가다 帰る、戻る

떠나가다 立ち去る

〜리라 〜だろう

깎다 折る、曲げる、〜をやめる

영혼 霊魂

태우다 燃やす、焼く

불꽃 火花

열정 熱情

채우다 満たす

숨결 息づかい

삶 生

매혹 魅惑

〜시키다 〜するようにさせる

마지막 最後

운명 運命

결정(되다) 決定(される)

순간 瞬間


저항 抵抗

힘 力


어둠 暗闇

사라지다 消える

낮설다 顔を見慣れない

상상 想像、空想

서로 互いに

탐하다 むさぼる

뒤엉키다 もつれる

육체 肉体

환영 幻影

바치다 なげうつ、ささげる

심장 心臓

뛰다 飛ぶ、跳ねる、走る

손길 (さしのべる)手

깨우다 さます、おこす

향기 香り

 

되돌아가다 来た道をもどっていく

홀로 ひとりで