ジキハイ台本:第2幕 No.7・8・End
Index
◯ No.7 :(柱なし)
〔ナンバー〕Confrontation
ジキル
暗闇の中で道を失い
沈黙があなたを取り囲んでいますね。
かつては朝もあったのに
今は無限の夜だけ。
私は答えを見つけるでしょう。
絶対にあなたを見捨てないでしょう。
誓います。
私が死ぬその......
ハイド
俺が本当にいつかはお前をそのまま行かせると思ったか?
俺がお前を自由にすると思ったか?
もしそうなら、それは本当に悲しいことだが -
もちろんそうするつもりはない。
お前は絶対に俺から離れることはできない!
(突然二つに分けられた自我がひとつの肉体の中で激しく戦い始める。)
ジキル
お前はただ鏡の中に映っているだけの誰かだ!
私が目を閉じればお前は消えてしまう!
ハイド
俺はお前が鏡で見ている、まさにその顔だよ!
お前が生きている間、ずっと、俺はここに居続けるだろう!
ジキル
お前はただ悪夢の終わりにすぎない!
お前はただ死んでいく悲鳴にすぎない!
今夜が過ぎれば、この恐ろしい夢を終わらせてしまえるだろう -
ハイド
これは夢ではない、友人よ -
そして終わらない!
これは永遠に続く悪夢だ!
お前がどう主張しようと、俺はここに確かに存在している。
そして、お前が行ってしまっても、俺はここに生き続けているだろう。
ジキル
お前はすぐに死ぬ -
その後、私の沈黙がお前を覆い隠すだろう!
お前は選ぶことができない、ただ、制御を失うだけだ!
ハイド
お前は俺を制御することができない -
俺はお前のいない深さに存在しているのだから!
毎日、お前は、俺がお前の魂を飲み込むのを感じるはずだ
ジキル
私は生き残るためにお前を必要としていないが、
お前は、私を必要としている!
お前の死と踊るとき、私は完全になれるだろう -
お前の最後の息を、私は喜ぶだろう!
ハイド
俺はお前の中に永遠に存在するぞ!
ジキル
違う!
ハイド
俺のそばにいる悪魔と一緒に!
ジキル
違う!
ハイド
そして、俺は知っている、今は、そう、これからも永遠に -
ジキルはハイドから離れることができないということを!
ジキル
もう終わるのが見えないのか?
死ぬ時だ!
ハイド
いや、俺ではない!
お前だけ死ぬんだ
ジキル
私が死ねば、お前も死ぬ!
ハイド
お前が死に、俺と、お前が完成する!
ジキル
くそ、ハイド! 私を自由にしてくれ!
ハイド
分からないのか? お前は俺だ!
ジキル
そうではない! 私の奥深くにお前はいる!
ハイド
俺はお前であり
お前はハイドだ!
ジキル
違う、絶対に!
ハイド
向かい合うのだ、永遠に - !
ジキル
くそ、ハイド!
お前のすべての悪行を抱いて地獄で腐り果ててしまえ!
ハイド
地獄で会おう、ジキル!
ジキル
だめだ、だめだ、だめだ -
絶対に - !!!!
◯ 8 : St. Anne’s Church West Minster
〔ナンバー〕Facade reprise 4
(舞台後方ルーシーの遺体が運ばれていくのが見える。)
コーラス
玄関口に怪物がいる、
それは悪であり自由だが
我々はそれを中に入れはしない
我々は、見たくないのだ
見せかけのすぐ後ろに何が隠れているのか!
人間は一人ではなく、二人であり、
善であり同時に悪でもあり、
自分が通ってきたまっすぐな道を歩くこと、それができれば!
彼はただ待つだけだ...!
◯End
ダンバース卿
ヘンリーは地獄の門を通過しました。その向こうに何があるのかも見ました。
真実を探そうとする努力は無駄であり、ついに、父親を死の闇へと見送ったのでした。
死から戻ってきたジキル博士は、今、結婚式の鐘を聞きながら、新しい出発をしようとしています。
より幸せな人生の次の章の始まりです!
(エマとジキルの結婚式場。すべてが平和で穏やかに見える。)
賛美歌
愛する神よ、我らの愚かさを許したまえ。
主の御心で、我らを覆い
純粋な生活の中で主の恩恵を探させたまえ。
深い畏敬の念でほめたたえよ、深い畏敬の念でほめたたえよ -
主の涙をもって、我らの戦いが終わるとき
傷つき虐げられた魂を御前に集め
我らの生活を悔い改めさせたまえ。
主の平和の美しさよ、主の平和の美しさよ
司祭
我々は今、主の前に集まって、この男女の結婚を見守ろうとしています。
この二人の組み合わせに反対する者は、今申し出るか、または永遠に口をつぐみなさい。
誰もありませんか?
次に、アルバート・ジョン・ヘンリー・ジキル、あなたはマーガレット・エマ・カルーを -
(急にジキルがよろめく)
アタスン
なんだ、どうしたんだ?
ジキル
なんということだ、これは?
嫌だ - 神よ、助けてください - この痛みを取り去ってください!
私を満たしている!私を殺している!
主よ、どうか - この戦いに勝つように助けてください - 慈悲を - !
花嫁には見せないでくれ – だめだ、私たちの結婚式だけは。
私たちの結婚式だけはだめだ!
(苦しんだジキルが、ついに床に倒れ、恐ろしい沈黙が流れる。しばらくしてストライドが彼に近づき手を差し伸べるが、すでにハイドに変わってしまったジキルが突然彼の首を絞める。)
ハイド
名誉書記として議事をよく進行しているようだな!
ダンバース卿
ジキル博士!
ハイド
ここにヘンリー・ジキルはいない。エドワード・ハイドがいるだけだ!
エマ
ヘンリー....?
(ハイドはしばらく停滞する。彼女に気づいたのだろうか?しかし、すぐに、彼はエマを暴力的に引き寄せる。)
アタスン
ハイド氏!その女性は関係ないから放してくれ。
ハイド
エドワード・ハイドに触れる女は皆死ぬ!
ダンバース卿
エマ!
ハイド
誰もエドワード・ハイドを止めることはできない!
エマ
ヘンリー...? あなただと分かります。あなたが私を傷つけないことも...
ジキル
....エマ....エマ...?
ああ、こんな...!
式を続けなければならない、さあ! どこまで進んでいた?
(腰を折ったジキルが倒れると、アタスンが彼に剣を向ける。)
そうだ、アタスン! いっそ私を殺してくれ -
アタスン
私には...できない。
(しかし、ジキルは彼の剣に身を投げて自ら死を選ぶ。招待客は悲鳴を上げ、エマが駆け付けて、死んでいく彼を胸の中に横たえる。)
ジキル
エマ…..
エマ
お休みなさい、私の苦悩の愛。
あなたは今自由です
今私と一緒にいます
いつまでも….
(終)
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